雑記003 「瞳ちゃん!と呼んでボールを託してくれる仲間へ」

先週日曜日は、車椅子ツインバスケットの試合でした。バスケを始めてから15年ぐらい経つのかな…。時が経つのはあっという間です。

急に暑くなったせいか、いつもより身体の疲れが激しく、月曜日一日寝ても、まだしんどいです。挙げ句の果てに、昨晩から唾液過多に。

仕事で疲れが抜けない時(ほぼ常時(笑))もそうでしたが、身体がいうことを効かないと腹が立つし悲しくなります。(笑)どうしてこんなにも体力がないのか?不思議でなりません。(笑)

なす術なく仕方ないので、こういう時は、マネージャーが撮影してくれた試合動画を見ます。

頸椎損傷者の中に一人だけ脳性麻痺者の私。特有な動きが目立ちます。筋緊張が強くボールを持たすと危なっかしい。客観的に見るとよくわかります。

それを知りつつも仲間は「瞳ちゃん!」と言ってボールを預けてくれたり、得点を決めたりする場面もちょこちょこあり、重度障害者も楽しめるようにと工夫されたツインバスケの魅力を感じます。

何かが出来る喜びというのは、私の場合限られていますが、その限られた喜びを与えてくれるのが車椅子ツインバスケです。

今、「諦めが産む輝き」というテーマで書いている文章があるのですが、この言葉のとおり、私は諦めることが多い、でも諦める中で感じるもの、学ぶものの尊さを見つめていく喜びを私は知っている…というのが、私の人生のメインと言っても過言ではありません。

でも、ツインバスケのおかげで、何かができる喜び、何かができる楽しみというのも、とても尊いことを知りました。

特に、娘を育てる中で、「あれが出来るようになった」「これが出来るようになった」という喜びへの共感はとても大切ですが、私は、そういった経験が少ない分、ツインバスケでの経験をイメージし、気持ちに寄り添うようにしています。

脳性麻痺ライター・著者 東谷瞳  |障害と生きる日々

これまでの活動を振り返って、一度まとめてみようと立ち上げたのがこのサイトです。ずいぶん昔の物から最近の想いまでお伝え出来れば幸いです。

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