とあるCP者のつぶやき。 ~想いを伝え続けて~

わたしは、生まれてくるとき、事故に会って、それが原因で、みんなも知っているように、いろいろな点でみんなとちがいます。だから、学校や生活の中で、大変なことがいっぱいあります。だけど、私なりに、一生けん命がんばっています。そんな私のことを分かってくれる人もたくさんいるけど、中には、何でもない一言やたいどで、すごくつらくなったり悲しくなったりすることがあります。それは例えば、言葉がうまくしゃべれないことをまねされたり、歩くまねをされたり、きたないと言われたりすることです。これは四年生のときからです。他にも体育で走るのがおそいとか、先生のつくえにノートを出すとき、きたないから私の上には、だれもおいてくれなかったことや、そんなことがありました。もう学校には行きたくないと思うこともありあした。ずっとそのことでなやんできました。いろいろ考えて、きたないとか言われないように、私も努力しようと思います。とくべつあつかいされるのは、やっぱり悲しいです。でも、どんなにがんばってもできないことや、こまったときは、素直になって手をかしてほしいというので、その時は協力して下さい。そのお願いがしやすいようなみんなとの自然なつきあいができたらいいなぁと思います。

この文は小学校4年生の時、全校集会で私の想いを伝える場を設けてもらった時に発表したものです。障がいを持っていることは他の人とは違うけれども、みんなと一緒に協力していけたら嬉しい、理解して欲しい。という今も変わらず持ち続けている気持ちを表した、いちばん初期の頃の文です。
その後、もっと多くの人に障がいについて伝えたいと思い、作文の発表や市民団体の設立、イベントの開催、小学校や特別支援学校での講演活動など様々なことにチャレンジしてきました。
これまでの活動を振り返って、一度まとめてみようと立ち上げたのがこのサイトです。ずいぶん昔の物から最近の想いまでお伝え出来れば幸いです。